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商標登録する意義

下手な医者のことを指してやぶ医者と言いますが、一番最初のやぶ医者は名医だったってご存知ですか?

江戸時代、兵庫県の養父(やぶ)というところに一人の医者が住んでいて、その医者は死にそうな人を何度も生き返らせるようなとんでもない名医でした。

その評判は日本中に広まり、ついには時の将軍(徳川綱吉)に召し抱えられ、奥医師となりました。


すると、その名声にあやかろうと日本中に「自分も養父の医者だ」というものが表れ、だいたいそういう人たちは下手くそでいい加減な人たちで、やぶ医者の名声はすぐに地に落ち、やぶ医者は下手な医者の代名詞になってしまいました。


商標登録は、自分の商品やサービスを表す目印(商標)を登録し、その目印を他人が使用できないようにするものです。

例えば、医療行為について使用する「やぶ医者」を商標登録しておけば、他の医者は「やぶ医者」を名乗ることができなくなります。

信用を得るには長い時間と日々の努力が必要ですが、信用が失われるときはすぐに失われてしまいます。

苦労して築き上げた信用を保護するために、商標登録しておく意義は大きいものです。

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